序文・第13回
D-SAP〔デサップ〕の話をすると、
次に、こんな質問が出てきます。
なぜ、
もっと派手なところから、
始めないのか。
教習の自動化や、
AI指導のような話の方が、
分かりやすいのではないか。
けれど、
私たちは、
受付から始めます。
理由は、
とても、現実的です。
受付は、
教習所の中で、
一番、
人が、疲れやすい場所だからです。
朝から晩まで、
途切れない問い合わせ。
申込み。
変更。
キャンセル。
支払い。
そのすべてが、
同時に、
飛び込んできます。
受付は、
止められません。
忙しくても、
体調が悪くても、
人が足りなくても。
止めた瞬間に、
現場全体が、
詰まります。
そして、
受付の仕事は、
評価されにくい。
うまく回っていて、
当たり前。
トラブルが起きたときだけ、
目立ちます。
この仕事を、
「気が利く人」
「我慢強い人」
「できる人」
に、任せ続けてきました。
結果として、
スーパー事務員が、
生まれます。
その人が、休むと、
回らない。
辞めると、
一気に、崩れる。
D-SAP〔デサップ〕は、
この前提を、
壊したいと、思っています。
受付の仕事は、
感情労働に、見えて、
実は、
条件整理の塊です。
この時間帯は、空いているか。
この指導員は、対応できるか。
この教習生は、対象か。
計算できる部分が、
とても、多い。
だからこそ、
最初に、
AIに、任せる価値がある。
受付が、
自動化されると、
教習所は、
静かになります。
電話の向こうで、
焦る声が、減る。
受付の中で、
慌てる人が、減る。
その変化は、
少しずつですが、
確実です。
受付が、落ち着くと、
現場全体が、
落ち着きます。
配車が、整い、
教習が、安定し、
無理なお願いが、
減ります。
D-SAP〔デサップ〕は、
最初から、
完璧を、目指しません。
一番、
負担が大きく、
効果が、分かりやすいところから、
外していく。
それが、
受付です。
受付が、変わると、
教習所の、空気が、変わります。
怒鳴る必要が、なくなり、
我慢する必要が、なくなる。
ナビゲーター〔航海人〕は、
派手な変化より、
続く変化を、選びます。
受付から始めるのは、
遠回りでは、ありません。
教習所を、
長く、続けるための、
一番の、近道です。
舵は、
現場が、取る。
D-SAP〔デサップ〕は、
最初に、
受付の荷物を、
下ろす。
ナビゲーター
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