序文・第19回
現場では、
一見すると、
「うまくいっている」ように、
見えることがあります。
入校が、増えた。
申込みも、多い。
問い合わせも、多い。
一見、
とても、良さそうです。
けれど、
教習枠が、足りない。
予約が、取れない。
先に、進めない。
結果として、
教習生は、
待たされます。
顧客満足度は、
確実に、下がります。
在庫は、増えます。
数字だけを見れば、
良さそうに、
見えるかもしれません。
けれど、
進まない在庫は、
価値を、生みません。
次に、
こんなケースも、あります。
教習の計画は、
とても、良くできている。
指導員の配置も、
効率的。
けれど、
集客が、弱い。
空きコマが、目立つ。
そこに、
競合校の、
大幅な値引きが、
入ってくる。
空いているから、
価格で、対抗する。
結果として、
利益が、削られ、
疲弊します。
これも、
部分最適です。
次は、
一見、
教習生のために、見える、
ケースです。
最短で、
14日来校で、
卒業できるはずだった。
けれど、
実際には、
30日、来校した。
教習は、
回っている。
卒業も、
できている。
けれど、
無料送迎バスの、
コストは、
倍になりました。
教習生は、
通う日数が、増え、
疲れます。
満足度は、
下がります。
教習だけを、
最適化しても、
全体では、
最適に、なっていません。
最後に、
よくある、現場の話です。
指導員が、
インフルエンザに、
感染した。
急遽、
休暇中の、
指導員が、
出社する。
その場は、
何とか、回ります。
けれど、
それは、
解決では、ありません。
一人の、欠員で、
崩れる構造を、
放置しているだけです。
製造業では、
こうした状態を、
危険と、考えます。
一工程の、
改善が、
別の工程に、
無理を、押し付ける。
それを、
部分最適と、呼びます。
部分最適は、
短期的には、
成果が、出ます。
けれど、
必ず、どこかで、
歪みが、出ます。
教習所も、
同じです。
集客だけ。
教習だけ。
人の、頑張りだけ。
どれか一つを、
良くしても、
全体を、見なければ、
必ず、壊れます。
D-SAP〔デサップ〕が、
やろうとしているのは、
この歪みを、
事前に、
見えるようにすることです。
どこを、強めると、
どこが、壊れるのか。
それを、
感覚ではなく、
構造として、
示します。
ナビゲーターは、
現場を、責めたい、
わけでは、ありません。
誰かが、
頑張らなくても、
済む構造を、
つくりたい。
部分最適ではなく、
全体が、
静かに、回る状態。
それが、
続く教習所の、姿だと、
考えています。
舵は、
現場が、取る。
D-SAP〔デサップ〕は、
全体の歪みを、
静かに、知らせる。
ナビゲーター
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