教習生は在庫、という考え方

序章

序文・第16回

「教習生は、在庫だ」

この言葉だけを見ると、
冷たく聞こえるかもしれません。

人を、
モノのように扱っているのではないか。
効率だけを、
考えているのではないか。

そう感じる人も、
いると思います。


だから、
最初に、
はっきりさせておきます。

教習生は、
モノではありません。


けれど、
教習所の運営を、
構造として見るとき、

教習生は、
「進行中の在庫」
という側面を、
持っています。


製造業では、
在庫は、
悪者にされがちです。


けれど、
在庫そのものが、
悪いわけではありません。

問題なのは、
進まない在庫です。


工場で言えば、
途中工程で、止まった、
半製品。

次の工程に、
流れず、
場所を取り、
管理を、難しくする。


教習所で言えば、
それは、

予約は、入っているが、
次に、進めない教習生。

検定を、控えているが、
必要な教習が、
終わらない状態。


教習生が、
悪いわけでは、ありません。

仕組みが、
詰まっているだけです。


在庫が、
増えすぎると、
何が、起きるか。


現場は、
常に、追われます。

誰を、優先するか。
どこを、先に回すか。

判断が、
場当たり的に、なります。


その結果、
無理が、出ます。

人に、負担が集中し、
空気が、
荒れていきます。


これは、
製造業でも、
同じです。


だから、
製造業では、
在庫を、
「見える化」します。

どこで、止まっているのか。
なぜ、流れないのか。


教習所でも、
同じことが、
必要です。


教習生を、
数字として、
追いかけるのではなく、

流れとして、見る。


どこで、詰まっているか。
何が、原因で、
止まっているか。


D-SAP〔デサップ〕が、
やろうとしているのは、
この、可視化です。


早く、卒業させるため、
ではありません。

無理なく、
進めるためです。


ストレートで、
卒業できる教習生が、
増えると、

教習所の、収益は、上がります。
同時に、
教習生の、満足度も、上がります。


それは、
詰め込んだから、
ではありません。

流れが、
止まらなかったからです。


在庫という考え方は、
人を、急かすための、
言葉ではありません。


滞留を、
放置しないための、
言葉です。


ナビゲーターは、
教習生を、
「減らしたい在庫」
とは、考えていません。


大切に、
流したい存在
だと、
考えています。


在庫が、
健全に、流れている工場は、
静かです。

怒鳴り声は、
ありません。


教習所も、
同じです。


舵は、
現場が、取る。

D-SAP〔デサップ〕は、
流れを、止めない。


ナビゲーター

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